平成30年度同志社女子大学との連携事業「音楽によるアウトリーチ」受講生の市内小学校訪問について

京田辺市と同志社女子大学との連携事業の一環として、同志社女子大学学芸学部音楽学科の「音楽によるアウトリーチ」受講生が、田辺東小学校および三山木小学校を訪問し、音楽の授業を実施しました。「アウトリーチ」とは、本来その活動（本科目の場合は音楽）が行われていないさまざまな教育・医療等の現場に赴いて、自分の専門分野の活動（この場合は音楽）を行い、活動をとおしてその場により深い文化・芸術的理解をもたらし、かつ交流を深めることを目的とします。設置初年度となる本年度に、受講生はコンサート実施のための基本的な考えやノウハウを学び、小学校訪問に向けて企画から実施までの一連の流れを主体的に取り組みました。受講生は当該科目で学んだ内容を活かして音楽の素晴らしさを児童に伝えることができました。また、児童にとっては大学生と交流を深めながら生演奏や生歌を聴く貴重な機会となり、音楽への興味・関心を深めることができました。

学年ごとに計6回授業を実施しました。学生は「春」をテーマに暖かさを感じられる曲を演奏し、児童は合唱や手拍子、鍵盤ハーモニカの合奏を行って学生と一緒に音楽の授業を楽しみました。授業終了後、楽器の構造や音階などについて児童から質問があった場面では学生が実際に音を出して実演するなど、音楽を通じて親交を深めることができました。

5年生4クラスを対象に2クラスに分けて授業を実施しました。児童が卒業式で歌う曲に気持ちを込めて歌う練習を行い、今年度練習したゴスペル曲を大学生と一緒に手拍子しながらリズムに乗って歌う等、会場全体が一体となって音楽の素晴らしさを体感することができました。