第1期京田辺市国際交流プロモーター活動レポート！part2

本市では子ども達や市民の方々が世界に目を向け、多様な価値観を持てるように、市民同士が継続的に交流のできる海外都市の発掘に取り組んでいます。

平成30年度より海外都市との交流に係るきっかけづくりとなるよう、同志社女子大学と連携し、海外の大学への留学が必修とされる学芸学部国際教養学科の学生数名を「京田辺市国際交流プロモーター」に任命しています。

プロモーターは留学前に事前研修を受けた上で、留学先で本市の紹介や本市で生産された抹茶によるお点前披露等を行い、留学先の人々や団体に本市への興味関心を持ってもらい、交流事業実施に繋げるための活動を行っています。

岩田　いずみ　さん

2018年9月～2019年7月

まず、留学先であるウィニペグについて紹介します。ウィニペグとはカナダの中央部に位置する人口約70万人でカナダでは比較的小さな街です。ウィニペグ湖というカナダで6番目に大きな淡水湖やマニトバ湖もあり、夏にはビーチで遊ぶこともできます。そのように自然が豊かな一方で、ダウンタウンにはショッピングセンターや博物館、美術館などがあり、観光もできるので多くの人で賑わっています。冬は－40度ぐらいまで下がることもある極寒の地ですが、最近はようやく暖かくなり、雪も溶けて過ごしやすくなってきました。また、あのディズニーで有名なクマのプーさんのモデルとなったクマ、ウィニー誕生の地でもあります。

では次に、私が実際にどのような活動をしているかというと、わたしはホームステイをしているので、ホストファミリーとその親戚や友人にお点前の披露をしたり、ジャパニーズカルチャーセンターにて京田辺市の海外向けPR動画や冊子などを現地の人に見せながら京田辺市の魅力を発信しています。

現地の人々にとって抹茶は身近な存在ではなく、知らない人も多い中、実際に抹茶を点てて飲んでもらうと、みなさんおいしいと言ってくださり、とても好評です。小学生のホストシスターには苦かったようでしたが少し薄めにつくってあげると大丈夫だと言ってすべて飲んでくれました。また、風邪気味だったけど抹茶の香りのおかげで鼻の通りが良くなったと言ってくださった方もいて、抹茶の良さを実感してもらえたのではないかと思います。

京田辺市の海外向けPR動画も評判が良く、同志社大学の学生が作成したと伝えるとみなさん感心してお褒めの言葉をいただきます。

残り少なくなってきた留学期間でも、より一層活動範囲を広げていき、少しでも多くの人々に京田辺市の素晴らしさを伝えるとともに、ウィニペグと良い関係を築けるよう、努力したいと思います。

私はウィニペグの和太鼓クラブ「日の出太鼓」と京田辺市の和太鼓サークル「輪」とのビデオ交換事業を実施しました。

「日の出太鼓」は、1980年にカナダのウィニペグで結成された和太鼓クラブで、カナダのさまざまなお祭りやイベントで演奏したり、学校などで太鼓を教える活動を行っており、これまでにアメリカや日本でも演奏した経験のある団体です。今回は活気ある掛け声とともにメンバー6名による3曲の演奏動画を撮影しました。

京田辺市の和太鼓サークル「和」からは、イベントで演奏を披露されている様子が動画で届きました。