『個性キラリ☆自分流』第59回 京田辺市農業委員会農地利用最適化推進委員/Ever Garden代表 村瀬 梓 さん 「暮らしの中に根ざす農業を目指して」
- [2025年10月28日]
- ID:22925
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村瀬 梓 さん(京田辺市農業委員会農地利用最適化推進委員/Ever Garden代表)「暮らしの中に根ざす農業を目指して」

村瀬 梓(むらせ あずさ) さん(左端)
京田辺市農業委員会農地利用最適化推進委員/
Ever Garden代表
農家として野菜やお米を作る傍ら、子どもの食育活動などを行う「こどもとごはん」代表としても活躍されています。
ご趣味は
SNSを見たり、Netflixでいろいろなアニメを見て前向きな気持ちになっています。
農業に携わるようになったきっかけは
実家が兼業農家で小さい頃から祖父と一緒に畑に行って遊んでいました。その頃から農業が好きで、20代の頃、北海道の農家に嫁ぎ、70ha(ディズニーランド1個半)ほどの農地で農作業や農家民泊の運営、農業体験の受け入れなど、10年程農業に携わってきました。
その後 、子どもたちの食育や環境に配慮した農業といった自分たちのやりたい農業をするために京田辺市の実家に戻ることになり、夫は働きに出て、私が実家の畑を耕すことになりました。 当時は介護の仕事をしながら、農業をしていましたが、子供が生まれ、現在は子どもや親御さんたち向けの農業体験や食育活動も行っています。
農業をする上で注意している点は
農業はできるだけ手をかけないで育てられるように心がけています。農業を暮らしの中に溶け込ませたいという想いもあり、できるだけ省力化し、まずは無理をしない!を大前提で、畑の畝の横には防草シートを張って草が生えないようにするなど工夫をしています。農薬や除草剤を使わなくても、肥料などを工夫することで、野菜を丈夫に育てることができることを知り、日々勉強しながら、栽培を楽しんでいます。
農業以外の活動について
現在、地元で農業委員会の農地利用最適化推進委員としても活動しています。農地を借りたい人がいた時に農地を斡旋し、農地を適切に使用できているかなどを管理したり、農地の見回りなどをしています。
また、「こどもとごはん」は、地産地消オーガニック給食の推進と子どもへの食育などを目的として活動しており、現在20人程の会員がいます。去年はさつまいもを植えるところから、収穫して皆で調理して食べるところまでをするイベントを行いました。
他にも、インスタグラムにも力を入れていて、たくさんの方に見ていただけるように更新しています。
農業をしていて大変だったこと、良かったことは
農業を始めた頃は体力もなく、倒れ込むように毎日を過ごしていましたが、毎日続けていると、次第に体力がつき、農作業が楽しいと思えることが増えました。1人で全部することは大変ですが、基本的に人が増えれば増えるほど楽になるので、さまざまな活動の中で一緒に農業をしたいと言ってくださる方も増えてきて、諦めないで続けてきて良かったと感じています。
日頃心がけていることは?
言われたらやらなきゃ、どうやったら上手くいくんだろう、といろいろ考えて突き進みすぎてしまうので、できるだけ頑張りすぎず、無理はしないようにしています。
失敗も多いので、そんな時は目標をどんどん下げてこれなら出来るだろうという状態までにして、コツコツやっていくことを心がけています。
今後の抱負などを教えてください
私自身が農業をしていてすごく元気をもらっており、農業のことをもっといろいろな人に知ってもらいたいです。「食べることは生きること」なので、農業を暮らしの中に溶け込ませたいと思っています。
「為せば成る」ということばが好きで、失敗しても良いのでとりあえずやってみようとします。
農業をやってみたいけど、何から始めて良いのかわからない、という方のために農地を解放して一緒に農業を学べる環境づくりをこれから進めていこうとしています。
インタビューを通じて・・・
昨年一番下の子どもを出産され、4児の母としての顔も持つ村瀬さん。朝に畑に行く際は夫の治裕さんが子守をされていて夫婦で協力しあっています。写真からも、家族の絆がうかがえました。
ご協力ありがとうございました。
お問い合わせ
京田辺市役所市民部人権啓発推進課
電話: (人権啓発)0774-64-1336、0774-62-4343(男女共同参画)0774-64-1336
ファックス: 0774-64-1305
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