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あしあと

    『個性キラリ☆自分流』第51回 京田辺市 社会教育委員 委員長 田中 正和 さん 「誰かのために自分ができることをする」

    • [2023年10月13日]
    • ID:19797

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    田中 正和 さん(京田辺市 社会教育委員 委員長) 「誰かのために自分ができることをする」

    田中さん写真



    田中 正和(たなか まさかず) さん

    京田辺市 社会教育委員 委員長
    京田辺市 青少年問題連絡協議会 会長
    外資系半導体メーカー勤務

    休日の過ごし方は

     家族とカフェで過ごしたりドライブを楽しんだりして、気持ちをリフレッシュしています。また月1~2回は、車で一時間ほど離れた実家の親に会いに行ったりもしています。

    これまでの活動内容は

     仕事の傍ら、社会教育委員活動をはじめ、熊本震災復興プロジェクト、西日本豪雨ボランティア、発展途上国支援、PTA活動、NPO支援など、様々な活動をしてきました。

     これらの活動の中では、まず自分ができることをやってみることや、皆さんが本当に困っているのは何なのか理解することを心がけています。

    活動の中で嬉しかったことは

     電気のない発展途上国にソーラーランタンのあかりを届けるというプロジェクトに参加した時、見ず知らずの現地の子どもたちが大勢喜んで寄ってきてくれました。帰りの車にもいつまでも手を振って見送ってくれ、非常に嬉しかったです。決して十分な衣類や食料が得られていない中での子どもたちの純真な心を肌で感じ、胸が熱くなったのを覚えています。

     また災害復興支援など、現地に着くまでは自分に何が出来るのかと不安に思うこともありますが、行ってしまえばやれることはいくらでもありました。助けを求めている人がいてその役に立てて喜んでもらえた時など、人として生きているということを強く実感します。

    活動の中で大変だったことは

     熊本地震の際に、日々発生した様々な課題を会議の議事録から抽出し整理しました。1つの会議でA4サイズ10頁ほどの議事録を250もの会議から書き起こして、「衛生」「物資」「高齢者」「子ども」「仮設住宅」「避難所」といった、課題種別、対象者、場所など様々な観点で分類し、どの様な問題がどの時期にどれだけ発生するか必要な情報を、誰もが簡単に探すことができるデータベースに仕上げました。膨大な数で大変でしたが、以降の九州北部豪雨や西日本豪雨に役立てられたことを後に伺い、やりきってよかったと思いました。賛同して最後まで付き合ってくれたプロジェクトのメンバーには本当に感謝しております。

    防災士の資格も取得されていますね

     熊本地震では防災士の方に、被災現場を案内してもらったり、仮設住宅の人々との間に入ってお話を聞かせてもらったりしました。その方は、神戸で被災されたのをきっかけに、災害発生の度に被災地に移り住んで活動されているとのことでした。その方に憧れて、昨年試験を受け防災士の資格を取得しました。

    ご家族の反応は

     これらの活動は、平日の夜や休日にしていました。最初の頃は「仕事が終わってから帰りが遅く、何をしているのか分からない」と半信半疑だったようですが、新聞や雑誌などで活動を取り上げられてからは、「お父さん実はこんなことをしていたんだ」と理解してくれるようになりました。

    日頃心がけていることは

     仕事をしながら活動をする上で、なるべく発生しそうな問題を事前に片付けておいて、休んでいる間に仲間が困らないよう心がけています。きっかけは、子どもが小学校の時に、たまたまPTA活動に参加したことでしたが、よく休暇を頂いて活動していました。

    PTA活動を経験して

     今でこそ男性の役員が複数人いたりしますが、当時は男性の参加が少なく、役員は私以外全員が女性でした。多様な考え方や仕事の進め方など学ぶことが多かったです。

     PTAの会議が夜にあると、当時のお母さんは夕飯を作って、子どもを夫に任せてから会議に出られていました。また会議を中断して送迎するといったことも多々ありました。お父さんは仕事から帰ったら家族が揃っていてご飯が出来ていて当たり前という風潮がありましたので、それぞれの家庭の中で各々どういった生活スタイルなのか、実際触れてみなければ、なかなか理解出来なかったと思います。

    今後の目標は

     貧困や戦争をはじめ衛生面などが原因で若くして亡くなる人たちや、地球環境の破壊には心を痛めています。何か自分が力になれることを見つけてこれからも関わっていきたいと考えています。国内においても、普通の生活からある日突然、災害などで多くを失う様な事例が増えてきています。どの様な状況になっても、家族や隣人など少なくとも自分の手の届く範囲では大きな被害を出さないよう備えていきたいと思っています。

     また、身近なことで言えば「学んでいくこと」です。優先順位を付けて自分の時間を作り、いろいろ興味があることを学んでいきたいです。そして誰もが学びを通じて、生きがいを見出し、仲間を増やして、互いに刺激し合うといった環境を、もっと充実させていきたいと思います。そのために一つでも二つでも、できることからやっていこうと思っています。

    インタビューを通じて・・・

     「何か自分が力になれることがあれば」その思いが活動の原動力となっているという田中さん。人のために行動する姿に、頭が下がる思いでした。

     ご協力ありがとうございました。

    お問い合わせ

    京田辺市役所市民部人権啓発推進課

    電話: (人権啓発)0774-64-1336、0774-62-4343(男女共同参画)0774-64-1336

    ファックス: 0774-64-1305

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