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あしあと

    『個性キラリ☆自分流』第43回 リボン小物作成販売、M-StyleLuxe認定講師、フリーランスツアーコンダクター 東山 真緒 さん 「大好きなことを仕事に」

    • [2022年1月18日]
    • ID:17157

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    東山 真緒 さん(リボン小物作成販売、M-StyleLuxe認定講師、フリーランスツアーコンダクター) 「大好きなことを仕事に」

    東山さん写真


    ひがしやま まお
    東 山   真 緒 さん

    リボン小物作成販売
    M-StyleLuxe認定講師
    フリーランスツアーコンダクター

    ご趣味は

     旅行に行くのが好きです。美しいものを観たり、きれいなホテルに泊まったり、おいしいものを食べると身体の中から磨かれる気がして、それが楽しみです。

    お仕事の内容は

     フリーランスで外国人旅行者のツアーコンダクターをしながら、リボンを使った小物などの作成販売とレッスンをしています。

    起業された経緯は

     4年ほど前、小学校の先生を辞めようと考えていたときに、海外の知人からの紹介で、オーストラリアの旅行会社から、日本で事業を立ち上げてみないかと声を掛けられました。すぐにオーストラリアへ行って話を聴き、経験もありませんでしたが本当にやりたかった夢の仕事だと思い、やりますと即答して、始めました。事業内容は、海外各国からのお客様を集めて、1グループ12人くらいで東京から日光、箱根、高山、広島、姫路、京都を2週間かけてツアーで回っていくというものです。1年ほどでペースをつかみ、事業は順調でした。ところがコロナの影響で、2019年は全部埋まっていた予約が、すべてキャンセルになってしまいました。

     どうしようかと思っていたときに、たまたま入った雑貨店で2日間限定のリボンのお店が出店していて、そこで売られている品物を見て、自分でも作ってみたいと思ったんです。調べたらリボン協会というのがあったので体験レッスンに行ってみて、行ったら本当に楽しくて、そこからはまって資格を取りました。リボンに出会ったのが昨年の4月頃で、5月に資格を取りに行って、6月からリボン小物を作って売るのと教えるのを始めて、さらにそこから、ファブリックデコレーション(布を使って小物を装飾するもの)と、ポーセルアーツ(白磁器に転写紙などを使って絵付けをするもの)の資格も取りました。ツアーの事業を始めたときと同じように進めていって、好きなことを追っていった結果、口コミでいろいろなお客様が買ってくださるようになって、今は自分のオンラインショップのほか、カフェや美容院にも商品を置かせてもらって販売しています。

    起業してよかったと思うことは

     自分の大好きなことを、自分の好きなように自由にできることです。組織でやるのが得意な人と、一人でやるのが得意な人がいると思いますが、私は一人のほうが向いています。すべて自分で判断し、全責任を負わなければなりませんが、本当にやりがいがあるし、自分の肌に合っています。

     リボン小物は手づくりで一人だとたくさんの量は作れませんが、作成は感性によるところが大きいので、人を雇って手を広げるよりも、自分自身が喜びながら作れてお客様にも喜んでもらえるというのが、めざすショップのあり方です。ツアーの事業は、特に忙しいシーズンだけ人を雇っています。

    どのような苦労がありましたか

     わからないことはすぐに人に聞くので、あまり苦労したことはありません。経験者から習うのがいちばん早いし、いちばんよい教科書です。リボンのことはリボンの先生に、ツアーのことは世界中にいるツアーのプロに、恥ずかしがらずに何でも聞きます。税金のことは商工会に何度も通って教えてもらいました。経験して失敗して学ぶこともありますが、失敗しない方法があるなら、最初からそちらを選ぶ方が賢いと思います。ここに至るまでたくさんの人に助けてもらって、本当に感謝しています。

     コロナで本当に苦しい状況になって、そこから動けなくなってしまったという人は多いと思います。その気持ちもよくわかりますが、私の場合は、まさにピンチはチャンス、この間に資格が取れると考えました。コロナがなければリボンには出会えていなかったし、自分にこういう才能があると気づくこともありませんでした。なので、こういうタイミングで、こういう道に進めということだったんだなと思っています。資格を取るというのは自分への投資なので、今回はとても意味のある投資だったと思います。

    起業に興味がある人へのアドバイスは

     まず自分の好きなことを見つけることです。とは言え、私の周りでも、好きなことが見つからないという人は多いです。アドバイスできるとしたら、とりあえず外に出ることです。私にとってのリボンのように、いつどこにどんな宝物が落ちているかわかりません。そして、やってみたいことは何でも、中途半端でもよいのでかじってみればよいと思います。楽しくならなかったら止めればいい。私もいっぱいかじってみて、合わなかったものもたくさんあります。そうやって自分の居心地のいい場所やものを探していくと、好きなことが見つかると思います。

     起業するにあたっては、お金がなくなることへの恐怖で始められない人も多いと思います。2万円でも300万円でも、金額はいくらでもよいので自分にとって負担にならない額を決めて、その範囲内で自分に投資をしてあげるというふうにすると、失敗しても大丈夫です。ある日突然何百万円の借金を負うとか、そうなるとそれはやはり恐怖だと思います。今回うまく行ったのはそういうストレスが無かったからだと思います。小さく始めれば自信も一緒にだんだんついて来るので、その点でもよいと思います。

    心がけていることは

     在庫を出さない、マイナスを出さないということです。自営業をしている人からいろいろなアドバイスをいただいて、みんながよく失敗するのは最初に全部買ってしまうということでした。リボンも巻きで買うと何万円もします。それを何センチ、何メートル単位で少しずつ集めていきました。名刺もすぐには作らずに、これだけ売れたら名刺を作る、これだけ売れたら自分のステッカーを作るというように、自分の中で小さなゴールを作って、作品を買ってもらうにつれてそれが少しずつ達成されていきました。

    今後の目標は

     オーストラリアに移住する予定がありますが、移住後もツアーの仕事は続けるつもりです。将来、オーストラリアに自分のリボンのお店をオープンすることが夢です。まずはマーケットで現地の方の反応を見て、そこでまた新しいものが見つかるかもしれないですし、一歩一歩進めていこうと思っています。

    インタビューを通じて・・・

     二つの起業を実現し、また新たな目標に向かって充実した毎日を送っている東山さん。何よりも自分の「好き」を大事にして小さな一歩を積み重ねていくことが、自分らしく輝いて生きる秘けつなのではないかと感じました。


     ご協力ありがとうございました。

    お問い合わせ

    京田辺市役所市民部人権啓発推進課

    電話: (人権啓発)0774-64-1336、0774-62-4343(男女共同参画)0774-64-1336

    ファックス: 0774-64-1305

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