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あしあと

    『個性キラリ☆自分流』第38回~医師として活躍する男性~ 沢井内科医院 院長 澤井 公和さん 「仕事も趣味も全力で!人との繋がりを大切に」

    • [2021年12月22日]
    • ID:15372

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    澤井 公和 さん(沢井内科医院 院長)「仕事も趣味も全力で!人との繋がりを大切に」




    さわい  きみかず
    澤 井  公 和 さん

    沢井内科医院 院長
    日本・蘭協会 会長

    ご趣味は

    (1)植物栽培(2)古伊万里収集(3)ゴルフ

     中学生の頃から洋ラン(カトレア、デンドロビウムなど)を栽培しており、特に原種が好きです。初めは、父がビニールハウスを作ってくれ、自分で断熱材などを取り付けていました。現在は、澤井家住宅(大住岡村)の敷地内に30坪の温室を作り、日本・蘭協会の会員のみなさんに助けられながら3,000株以上を栽培しています。

     当時は学生でしたが、京都洋蘭会の前身である洛南オーキッドクラブ(20名程度)の副会長をやっていました。会では、みんなで花を持ち寄り、花の作り方を話したりしました。その会が大きくなり、京都洋蘭会ができ、現在は会の世話人をしています。また、40歳くらいに日本・蘭協会に入会し、しばらくして審査委員、審査委員長になり、現在は会長になりました。

     東京ドームで行わる日本最大規模のランの展示会である「世界らん展」日本大賞の審査員を10回大会から20年ほど任されています(10年目からは副審査委員長)。審査員は、難しい品種ができているかなど、評価することが大事です。ランを作るのは苦手ですが、たとえば、カトレアワーセウィッチはコロンビアのどういうところに生えていて誰が発見してどのような経緯で名前が付いたかというようなことはよく知っています。ランに関する知識が豊富なので、審査員に選ばれたのだと思います。

    医師になったきっかけは

     父が開業医だったので、自然に目指しました。幼稚園の頃から自分も周りも医者になるのが当たり前という風で、特別なきっかけはありませんでした。

    一日のスケジュールは

     診察と医師会の仕事(予防接種、健康相談、乳幼児検診など)を行います。仕事がない時は、合間に温室で植物の世話をしています。日曜日はランの会の例会かゴルフをしていますが、予定が入っていないときは温室に行きます。

    医師をしていて良かったこと、苦労したことは

    良かったこと

     とても忙しいですが、一般的な会社員よりは時間の融通が利き、好きなこと(趣味(1)(2)(3))ができることです。家族に感謝しています。

    苦労したこと

     特にありません。生まれ変わっても、きっと同じような人生を望みます。大学教授や病院長になるのではなく、第一線で患者さんを診療していたいです。ストレスはかかりますが、それは仕事に付いてくるものだと思っています。

    日頃心がけていることは

     「ユー・メイビー・シャーロックホームズ」(疾患に対してシャーロック・ホームズのように、細かい点を見逃さず、全体像を把握し、正しい診断に至ること)が座右の銘です。

     学生時代、学生運動で肝心の勉強をほとんどしておらず、心電図は医師になってから勉強しました。臨床検査室のチーフに頼み込んで週1回、心電図を教えてもらいました。「ユー・メイビー・シャーロックホームズ」はそのときに買った心電図の本のタイトルです。

     シャーロック・ホームズは窓のチリや窓の鍵が少し開いているなど細かいところから犯人を見つけていきます。私は心電図の波の高さや乱れなどで他の病気の状況を推測します。狭心症や心筋梗塞の心電図は学校で習いますし、典型的な病気は誰でもわかりますが、そうでないところから病気にたどり着くことに良さを感じます。

    今後の抱負を教えてください

     開業医は一人でできるわけではなく、人との繋がりが大切です。おかしいと思った時にきちんと診断ができ、それぞれの病態に適した医療機関に紹介できることが大事だと思っています。特に最近の若い先生は大変勉強されており、高いレベルですが、専門に片寄っています。そのための情報網を広げるために、出身校・担当科がバラバラの医師が集まる定期的な会や各専門の領域をまたいだ勉強会を病院の先生方に声掛けをして、開催しています。近くの病院の先生方をよく知り、どのような患者さんをどのように紹介するのかの能力を磨いていきたいです。

    インタビューを通じて・・・

     とても楽しそうに話してくださるランの豊富な知識に圧倒されました。医師としての多忙な日々を送られる中で、温室に入ってのランの栽培は、心が休まる時間になっているのではないでしょうか。



     ご協力ありがとうございました。

    お問い合わせ

    京田辺市役所市民部人権啓発推進課

    電話: (人権啓発)0774-64-1336、0774-62-4343(男女共同参画)0774-64-1336

    ファックス: 0774-64-1305

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