『個性キラリ☆自分流』第36回~弁護士として活躍する女性~ 京田辺法律事務所 弁護士 中筋 斉子さん 「トラブル解決22年!人の強さを日々実感」
- [2021年12月22日]
- ID:14563
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中筋 斉子 さん(京田辺法律事務所 弁護士)「トラブル解決22年!人の強さを日々実感」
なかすじ なおこ
中 筋 斉 子 さん
京田辺法律事務所 弁護士
ご趣味は
読書と落語鑑賞と映画鑑賞です。映画は昔の映画が多いです。60年程前の映画ですが、「大阪物語」や「パリの恋人」などが好きです。最近は「男はつらいよ」シリーズをよく見ています。年をとってから面白いと思うようになりました。
弁護士を志すようになったきっかけは
大学を卒業後、小さな出版社で会社勤めをしていましたが、26~27歳のころ、思い悩んでいた時期に、司法試験を受験している人が周りにいたことと、十代のころに見た「評決」という映画がどこか記憶に残っていたことから、自分もやってみようと思って勉強を始めました。
一日のスケジュールは
日によってかなり違います。大体、平日の朝から夕方ごろまでは、裁判所へ行ったり、事務所内外で法律相談や打ち合わせをしたりします。落ち着いて書面の作成や調べものをするのは、大抵、夜になってからなので、気が付いたら夜遅くなっていることも少なくないです。土日は基本お休みにしているのですが、急な出張や打ち合わせが入ることもありますし、足の悪い高齢者や、障がいをお持ちの方の家に行くこともあります。
弁護士として働いていて良かったこと、苦労したことは
良かったことは、依頼を受けた事件について、難航しながらも良い解決に至った時の喜びを感じられることです。また、仕事を通して沢山の方々と接することで、多様な生き方や考え方に触れることができ、自分もどうあるべきかを学べることです。弁護士ができることには限りもありますし、自分が見ているのはその人のほんの一面にすぎません。人と人とのトラブルに関わると、人の弱さを見る機会も増えますが、一方で、トラブルを乗り越える過程にも数多く立ち会うことになりますので、人というのは、自分が思っているより強いものだと感じますし、それを仕事を通じて実感できるのは、幸せなことだと思います。
苦労したことは、新人時代、担当した事件の進め方についてよく悩んだことです。新人ゆえの経験不足から、自分の判断が誤っていないかとか、関係者への対応がこれでいいのかなど、よく悩みました。他には、6年半の勤務弁護士時代を経て独立したとき、弁護士の仕事自体は一応独り立ちできる感触はありましたが、経営者としての経験は皆無でしたので、当初は不安でした。私が独立した頃は弁護士も今より少なかったので、3年から5年くらいで独立するのが普通でした。
京田辺市で独立することに決めた理由は、それまで弁護士が一人もいない地域でしたが、活気や将来性のあるところに魅力を感じたからです。試行錯誤もありましたが、結局、弁護士としてきちんと仕事をすることが経営上も一番重要なのかな、と思い、今に至っています。
日頃心がけていることは
仕事では、分かりにくい用語を扱う職種なので、迅速な対応と分かりやすい説明を心がけています。
仕事以外では、運動不足になりがちなので、なるべく歩くようにしています。
今後の抱負を教えてください
弁護士になって22年程になりますが、これからも、仕事を続けていく上で、よりよい環境を整えていくために、まずは何よりも体調管理に気を付けたいと思います。そして、自分一人でできることには限りがあるので、色々な方々、諸機関との連携をはかり、少しでも地域のお役に立てたらと思っています。
インタビューを通じて・・・
「仕事を通じて私も学ぶことができます。」とおっしゃっていた中筋さん。取材の間、ずっと落ち着いてお話をしてくださったその謙虚な姿が、今日もトラブルを抱えた依頼者の心の支えになっているのではないでしょうか。
ご協力ありがとうございました。
お問い合わせ
京田辺市役所市民部人権啓発推進課
電話: (人権啓発)0774-64-1336、0774-62-4343(男女共同参画)0774-64-1336
ファックス: 0774-64-1305
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