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あしあと

    『個性キラリ☆自分流』第34回~看護師として活躍する男性~ 看護師 中村 翼さん 「仕事も家庭も自分で考え楽しむ」

    • [2021年12月22日]
    • ID:13925

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    中村 翼 さん(看護師)「仕事も家庭も自分で考え楽しむ」




    なかむら つばさ
    中 村  翼 さん

    看護師

    ご趣味は

     趣味は芝刈りとゴルフです。料理も得意で、子供のキャラ弁なんかも作っています。特に、クマのキャラクターを模したオムライスは、子供にも大好評でした。

    看護師を目指したきっかけは

     高校2年生時に野球の大会前に怪我をして受診した病院で、男性看護師に出会ったことです。外来の受診待ちの人が多くてイライラしていたところ、男性看護師さんと野球などの何気ない話をしていたら、家に帰る頃にはそのイライラが無くなってすっきりした気持ちで帰れたことがあり、その経緯もあって看護師を目指しました。

    看護師として働いていて良かったこと、苦労したことは

     良かったことは、退院された患者さんが元気そうに外来に来られている姿を見た時です。また、患者さんとの信頼関係が築けていないと薬を飲んでもらえないことがありますが、患者さんとの関係性がしっかりとれていると薬を素直に飲んでもらえることがあり、良かったなと感じます。

     苦労したことは、患者さんの思いと現実とのギャップが激しい時です。患者さんが退院したいと思っても、現実は入院していないといけない時などがあります。また、患者さんの対応によっては、正直ストレスが溜まることがありますが、イライラした気持ちを自分の中で抑え込んだり、無かったことにしないようにしています。

    周囲の反応は

     私が学生の時は、100人の同期の中で男性が2人くらいでしたが、今は男性看護師が多くなりました。看護師として別の病院で働いている妻の職場は女性看護師の方が多いですが、私が今務めている病院は男性看護師が多い病院ですので、特別なことではないです。

    職場のサポート体制について

     私には長男と長女の2人の子供がおり、2回とも育休を取得しました。病院内では男性初の育休取得者でしたが、師長や同僚など周囲も理解してくれて、取りにくさは全く感じませんでした。総務課からは、「育休をとってくれてありがとう。」と言われたことを覚えています。妻には私が育休を取る意思を事前に伝えていましたが、実際に取得したらとても驚いていました。

     育休明けも、職場に0~3歳児まで利用できる院内保育があったので、仕事をしやすい環境をサポートしてくれていたと思います。正直、育休中は家事や育児をしないといけないので、仕事の方が楽でしたが、子供が可愛くて毎日が楽しかったです。長男の時は2か月取得したのですが、初めての育休が楽しすぎて、長女の時は2か月では物足りないと半年取りました。育休が明けてからも周囲には「育休良かったよ。人生で素敵な時間だった。」と言っています。

    育休中の出来事

     長男の育休中は、子供と二人で九州旅行に行きました。生後11か月の息子を抱えて電車とフェリーに乗り、宮崎、鹿児島、熊本、福岡などに行きました。おむつと粉ミルクを用意するという点では大変でしたが、子供が体調を崩すこともなかったので、順調に行くことができました。

     長女の育休中は、夫婦同時に育休を取ったので、長女を妻に任せて息子と一緒に3日5日でインド旅行に行き、その帰りに東京ディズニーランドに行って1泊しました。当時3歳だった長男も旅行のことは覚えていて、テレビでインドのタージマハルが映った時は、「ここ行った!」と言っていました。

     長女が11か月の時は、私と子供2人で車に乗って、山口、福岡、熊本(天草)、鹿児島、宮崎に行きました。

     どの旅行も本当に楽しかったです!いずれの旅行もいつ子供が体調不良になるか分からなかったので、予定や宿はその日に決めていました。こんな旅行ができたのは、育休中ならではだと思います。

    仕事と家庭の両立について

     妻は夜勤がありますが、私の職場では残業はほとんどないので、特に苦労はないです。現在は長女が小学校1年の間は送迎が必要なため義母に来てもらっていますが、義母には負担がかからないように、基本的に自分たちで出来ない生活はしないようにしています。

     共働きなので子供が夏休みの時などは、自分たちで宿題やご飯を済ませてそろばんや野球クラブなどに行ってもらうなど、たくさん協力してもらっています。掃除や洗濯なども当たり前の事として自分でさせているので、特に小学校4年生の長男はしっかりしており、フットワークの軽い子供に育っていると思います。長女も最近、洗濯物を洗濯機から出して干したり、たたんでくれるようになりました。私が干すよりもきれいで、非常に助かっています。

    心掛けていることは

      仕事では、できる限り患者さん本人の希望を聴くことです。家庭でもそうですが、今ある環境の中で、自分がどうするかを考えるのが大切だと思っています。周りを変えるというよりは、自分がその環境の中でどうするかと考えることを心がけています。

    インタビューを通じて・・・

     取材の中で、育休中が人生で一番楽しい時間だったと嬉しそうに話してくれた中村さん。

     その明るい人柄が、周囲を元気づけているのではないでしょうか。


     ご協力ありがとうございました。


    お問い合わせ

    京田辺市役所市民部人権啓発推進課

    電話: (人権啓発)0774-64-1336、0774-62-4343(男女共同参画)0774-64-1336

    ファックス: 0774-64-1305

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