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あしあと

    『個性キラリ☆自分流』第30回~素材加工会社の社長として活躍する女性~伸栄工業株式会社 社長 榊田 未央さん 「ものづくりで人を想う心を育てる」

    • [2021年12月22日]
    • ID:12654

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    榊田 未央さん (伸栄工業株式会社 社長)「ものづくりで人を想う心を育てる」




    さかきだ みお
    榊 田 未 央 さん

    伸栄工業株式会社 社長 

    ご趣味は

     書道と茶道です。書道は2010年から8年間、茶道は2016年から2年間やっています。鍛錬ですので、自分の勉強として。試験とかを受けようすると、意外と仕事より厳しいなと思います。自分と向き合うことができ、自分の今の立ち位置が分かるという感じがします。

    一日のスケジュールは

     5時に起床して勉強をします。今(取材時の7月末)でしたら、4時くらいに起床しますね。夜はだらだらしてしまうので、勉強するのに、朝の方がはかどるので良いんですよ。元々本はよく読むのですが、経営の本とかもそうですし、教養なんかの本を読みます。やはり、中身がないとお話ができません。6時半から身支度や掃除をして朝ご飯を食べ、8時までに出社し、帰宅は20時半頃です。22時半には就寝します。

     仕事については、現場に出て機械を動かしたり、社長業として会議やミーティングに出席したり、営業に行ったりします。

     勉強がストレス解消になっているので、休みの日はほぼ家におらず、習い事や美術館に行ったり、仕事関係のセミナーに参加したりしています。勉強をすると、問題の解決策とかがまとまります。私の場合、暇な時間が逆にストレスになりますね。

    社長になったきっかけは

     2016年9月に、前代表である父が逝去しました。私は13年間、現場で機械操作等をするオペレーターとして働いていましたので、そのまま代表に就任いたしました。

     以前は、京田辺市の商工会館のサービスコーナーで働いていましたが退職し、その後家業でずっと働いています。

    普段のお仕事は

     現場に出て機械を動かしたり、社長業として会議やミーティングに出席したり、営業に行ったりします。伸栄工業の社員は私含めて女性が3名、男性が4名おり、現在はカーボン材等を主力に取り扱っています。カーボン材は強くて軽く、今注目されている素材で、航空機や医療機器にも使用されており、二酸化炭素削減のための革新材料として研究されている材料です。

    今までのご経験で苦労したこと、良かったことは

     本音としては、子どもの頃から家業の大変さを見てきたので、社長にはなりたくないと思っていました。それもあり、社長の勉強を全くしておらず、いざ社長になって慌てて就任初日に商工会に駆け込みました。今も、まだまだ足りていません。

     私は経験が乏しいまま社長になりましたので、自分一人では出来ないことが多く、みんなに頼らざるを得ませんでした。そのことが結果的に、コミュニケーション量を増やすことになり、現場だけでは知りえなかった社員の考えや思いを知るきっかけになりました。

    男女が共に働くことについて

     仕事を進める上で、男女の違いを感じる場面がよくあります。例えば、同じ工程でも男女の力の加え方は全然違います。女性は体力的な面では劣るので、どうしても男性に頼らざるを得ない部分もあると思います。逆に、女性は細かい仕事が得意な人が多いように感じます。自分が女性であることを理解した上で、男性を理解する必要があると思います。私自身、男性に支えられて働いていると感じることも多いので、男女がお互いに尊重し合えればと思います。

    身近な人の反応は

     両親が続いて他界したので、家族は姉・弟・妹と私の4人です。弟は違う会社に勤めていますが、姉は伸栄工業で働いてくれています。それぞれ得意なことで、私の社長業を支えてくれています。姉は経理をしっかり握ってくれてますし、弟はプレゼンテーションの資料作成の手伝いをしてくれる場合もあります。

     友人には、社長業はぴったりだと言われていますし、私もそう思います。ビジョンを考えるのが得意な方なので、私がビジョンを考え、細かい方法はみんなに助けてもらっています。

    社長として心掛けていることは

     仕事では見えない、社員の立場を理解すること、想像することです。楽しく仕事ができる会社にするには、みんながどんな環境で暮らしていて、どんな事を考えているかを理解しないと、自分が掲げる理念と擦り合わせが出来ないと思います。押しつけをするのではなく、社員のプライベートに寄り添うことを大切に考えています。私自身が本当にみんなに頼らせて頂いているので、頼ることで逆に、考えを話していただけるように思います。

    今後の抱負を教えてください

     少数精鋭のカーボンの専門家企業になりたいと思っています。伸栄工業という名前は、父が会社を立ち上げる時に、父と祖父の名前から一文字ずつとりました。「カーボンといえば、伸栄工業」というふうになれるように頑張っていきたいと思っています。

    インタビューを通じて・・・

     最近では毎朝4時に起きて、会社経営や教養の勉強をしているという榊田さん。「ストレス解消法は勉強」というその熱心な姿に、リーダーとしての信念を感じました。


     ご協力ありがとうございました。

    お問い合わせ

    京田辺市役所市民部人権啓発推進課

    電話: (人権啓発)0774-64-1336、0774-62-4343(男女共同参画)0774-64-1336

    ファックス: 0774-64-1305

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