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あしあと

    『個性キラリ☆自分流』第18回~金融機関の支店長として活躍する女性~ 京都信用金庫松井山手支店 支店長 阪田朱音さん「明るく元気に、おもてなし」

    • [2020年6月25日]
    • ID:8502

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    阪田朱音さん(京都信用金庫松井山手支店 支店長) 「明るく元気に、おもてなし」

    さかた あかね

    阪田 朱音 さん

    京都信用金庫松井山手支店
    支店長

    親しみやすい雰囲気がきっかけ

     就職活動でさまざまな会社を訪問し、その中でも京都信用金庫の親しみやすく、身近に感じる雰囲気に惹かれました。その時に、学生である前にひとりのお客様として接してもらえた感動があるため、のちに自分が面接する立場になってからは、同じことができるようにと心掛けています。

      勤めてからは長年窓口業務を担当してきました。その後1年間各支店の窓口教育と営業推進を担当する「エリアリーダー」として自席を持たず飛び回り、現在に至ります。社会環境の変化に対する柔軟な姿勢や、共感する力は、エリアリーダーとして各々ちがう空気を持つ支店を巡ったときに培われたものです。このときの経験には、今も助けられています。

    支店長になって

     やはり、支店長を任されたことの喜びはとても大きいです。自分が先頭に立っていろんな事に挑戦しようという気持ちが以前より増しました。今は環境の変化の中で、新鮮な驚きがつづいています。苦労すら新鮮に感じる今が楽しく、その中で、日々職員らに助けられていることを感じ、ありがたく思っています。

     松井山手支店は女性の職員だけで運営される店舗のため、今まで経験してきた店舗とはまた異なる取組・指導を考えています。日々の会話を大切にする店舗づくりや、指導するときの説明の順序を工夫するなど、心掛ける点はさまざまです。女性ばかりの職場ですが、それによって困ることなんてありませんし、仕事に男女差を感じたことはありません。支店長の責任は重いですが、やりがいのほうが大きいです。

    今の店舗をまかされて

     日々の主な仕事は店舗の管理、統括です。この松井山手支店は京都信用金庫が打ち出した完全個人金融型店舗(個人のお客さまサービスに特化した営業を行う支店)の第一号店。今も続いている新しい試みが、この店舗です。「おもてなし」に特化し、女性職員が中心で支える現支店が始まって8年、個人型店舗ならではの地域とのつながりが松井山手支店の特長だと思います。店の周囲の花も、長年のお客様が植えてくださったものです。土日もかかさず水をやり育てていただいた花たちを見て、力をもらうこともあります。

     こうした歴代支店長が守ってきた地域とのつながりを大切にするのも仕事のひとつです。土日の地域イベントや除草作業、かかし作りのボランティアなど、楽しみながら積極的に参加しています。

     今後は前任者が育ててきた空間を守りつつ、松井山手支店に自分の色を出していきたいです。

    心地よい職場をつくるために

     まわりを明るく元気にするよう努めています。

     また、職員全体が課題や達成感を共有する話し合いの場を設けるだけでなく、日々のコミュニケーションの積み重ねを大事にしています。

     部下との接し方では、一人ひとりの職員をよく観察してその人の美点に気づき、できるだけ声を掛けるようにしています。仕事ぶりをきちんと見てもらえていると感じることで、職員それぞれがやる気につなげてくれたら嬉しいです。

    周囲の人との関わりの中で

     夫は「やるからには頑張れ」と言ってくれます。

     私はレベルとチャンスは違うものだと思っているのですが、自分に支店長になるチャンスがめぐってきたとき、自分に見合う能力があるのか正直不安な部分がありました。支店長になることを迷ったとき、背中を押してくれたのは夫でした。新しい仕事に挑戦することができたのは、やってみればいいと言ってくれた夫のおかげです。

     夫も同じく信用金庫の職員で、営業という職種の違いはありますが、互いの仕事の仕組みや大変さも分かっています。お互い仕事に対するゆずれない持論もありますし、仕事への姿勢については、どちらかが折れるというものでもなく、互いに尊重しています。協力者というよりは、競争相手、ライバルなんだと思います。

    これからの思い

     たくさんのお客様から愛される金融機関にしたいと思います。そのためには失敗を恐れず、何事にも挑戦していきます。

     まだまだやりたいことがたくさんあります。明るく元気な自分の持ち味を活かした支店をつくっていくことと同時に、信用金庫全体にかかる制度についても取り組んでみたいです。たとえばこれからの女性職員が結婚・出産を経ても変わらず働き続けられ、なおかつ支店長にまでなれるような職場環境をつくっていくことです。また、支店長が産休・育休を取得した前例はまだありませんが、いつかは誰かが第一号になる必要があると思っています。その他託児所の設置やイクメン支援など、ひろく子育て世代に求められている仕組みの整備が必要だと考えています。

     京都信用金庫では、退職後も5年以内であれば以前の役職のまま復帰できる制度もすでに始まっています。男女を問わず活躍し続けることのできる職場環境が整い、たくさんの女性職員が力を発揮してくれることを期待しています。

    インタビューを通じて…

     夫婦で行く温泉旅行が楽しみという阪田さん。仕事も家庭も、持ち前の明るさで楽しみを見つけながら取り組まれている様子がうかがえました。

    お問い合わせ

    京田辺市役所市民部人権啓発推進課

    電話: (人権啓発)0774-64-1336、0774-62-4343(男女共同参画)0774-64-1336

    ファックス: 0774-64-1305

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