同志社女子大学×広報京たなべ 連載最終回「お茶を飲み当てる」
- [2022年10月28日]
- ID:6688
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茶香服で特産玉露のPR
見極め方を学ぶ
お茶を急須で淹れる習慣がなく、玉露の味も知らない私たち。大会前に開かれる練習会に参加して、京田辺茶業青年団長の小林裕さんからお茶の見極め方を教わりました。
まず、花・鳥・風・月・客と名付けられた玉露2種類・煎茶3種類の茶葉の色・手触り・香りを確かめ、淹れたときの水色(すいしょく)の出方や香りなどを予想します。次に、1種類ずつお茶を味わい、水色・香り・味などから、どの茶葉が出されたかを当てます。
本来は、低温で時間を掛けて淹れる玉露や煎茶。競技ではどれも熱湯・90秒間で抽出するので、茶葉の個性が分かりにくくなります。私たちも、最初は違いが分からず外れてばかりでしたが、何度か飲むうちに香りや味の違いが分かってきました。正解できるようになると楽しくなり、気付けば夢中になっていました。「まず香りをかぎ分けることが大切。それから色と味を見極める」と練習会でコツを伝授してくれた小林さん(写真右端)。茶審査技術で、全国に11人しかいない日本茶鑑定士10段の資格の持ち主です。
いざ、本番
大会当日は、練習会で教わったポイントを書いた「必勝メモ」を片手に会場へ。市内各地域の代表チームなど100人以上が参加していて、会場の雰囲気に緊張が高まりました。
競技では、練習会と同じ産地・種類の茶葉が使われました。この日も小林さんから教わった見極め方で、徐々に正解を出せるようになりました。結果、上位入賞はできませんでしたが、茶業青年団長特別賞をいただくことができ、本当にうれしかったです。
一煎ずつ配られるお茶の色・香り・味を、じっくり吟味します。
茶香服って楽しい!
難しそうに思える茶香服ですが、やってみると思いがけない楽しさに引き込まれます。日本一の京田辺玉露をはじめ、お茶の魅力を心ゆくまで堪能できる貴重な体験でした。
「茶香服大会は、年に一度お茶を作っている人が集う、コミュニケーションの場」と話してくれた小林さん。この大会を通じて、生産者だけでなく、もっと多くの人に茶香服の楽しさ・奥深さを知ってもらい、玉露の魅力が広く伝わるとうれしいです。読んでいただいてありがとうございます
今月号で「京たな」の連載は終了です。私たちが取材を通じて知った京田辺の魅力を、これからも市内外にPRしていきたいと思います。これまで読んでくださったみなさん、応援してくださったみなさん、ありがとうございました!
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