河川におけるPFOS及びPFOAに関する追加調査について
- [2025年9月18日]
- ID:22841
追加調査の結果について
市では、令和6年7月31日に実施した河川の水質検査において、有機フッ素化合物であるPFOS及びPFOAの指針値(0.000050mg/L)の超過を確認したことから、追加調査を実施しており、新たに令和7年8月1日、昨年12月の追加調査において、水量不足で採水できなかった4地点、数値の高かった3地点、その上流部の5地点、及び定期検査の3地点の計15地点で水質検査を行いました。その結果、3地点で採水し、1地点で指針値の超過を確認しました。 なお、12地点については、水量不足により測定できませんでした。
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河川名 地点名 |
測定値(単位:mg/L) |
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令和6年7月31日 |
令和6年12月6日 |
令和7年8月1日 |
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(1) |
防賀川 川田橋付近 (松井川田) |
0.000082 |
0.000074 |
0.000042 |
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(1)-1 |
吉原川 川田橋付近 (松井川田) |
0.000085 |
――― |
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(1)-2 |
田辺用水路 草屋新橋付近 (田辺草屋) |
0.000070 |
――― |
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(1)-3 |
平田用水路 草屋橋付近 (田辺久保) |
0.000130 |
欠測 |
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(1)-3-1 |
平田用水路 田辺東住宅付近 (田辺戸絶) |
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欠測 |
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(1)-4 |
馬坂川 西久保田橋付近 (河原東久保田) |
0.000035 |
――― |
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(1)-5 |
虚空蔵谷川 川田橋付近 (松井川田) |
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欠測 |
欠測 |
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(1)-6 |
工専排水路 大住乾角公園付近 (大住魚田) |
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欠測 |
欠測 |
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(2) |
手原川 大住橋付近 (大住川端) |
0.000130 |
0.000130 |
欠測 |
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(2)-1 |
竜王谷川 野上橋付近 (大住小林) |
0.000190 |
欠測 |
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(2)-1-1 |
責谷川 竜王谷橋付近 (大住大欠) |
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欠測 |
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(2)-1-2 |
仲ノ谷川 竜王谷橋付近 (大住大欠) |
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0.000020 |
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(2)-2 |
手原川 桃園橋付近 (大住小林) |
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欠測 |
欠測 |
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(3) |
普賢寺川 西川橋付近 (草内山ノ下) |
0.000140 |
0.000065 |
欠測 |
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(3)-1 |
普賢寺川 普賢寺小学校付近 (水取地蔵講) |
0.000049 |
――― |
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(3)-2 |
宇頭城川 普賢寺公民館付近 (普賢寺上大門) |
0.000300 |
0.000140 |
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(3)-2-1 |
宇頭城川 合流点上流 (普賢寺宇頭城) |
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欠測 |
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(3)-2-2 |
宇頭城川 合流点上流 (普賢寺宇頭城) |
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欠測 |
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(3)-3 |
鬼灯川 普賢寺小学校付近 (水取高井鎌) |
0.000056 |
――― |
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(3)-4 |
錆川 新水取橋付近 (水取錆) |
0.000087 |
――― |
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(3)-5 |
西光明谷川 他力橋付近 (水取西光明谷) |
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欠測 |
欠測 |
欠測は、水量不足により採水できなかった箇所です。
別紙地図

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令和7年8月1日の調査結果における欠測地点の調査については、河川の状況やこれまでの調査結果を専門家に相談した結果を踏まえ、対応してまいります。
なお、水道水については、市内各浄水場等の4系統の給水栓で定期検査を実施しています。給水栓におけるPFOS及びPFOAの合計値で、国が定める暫定目標値(0.000050mg/L)を下回っており、水道水の安全性を確認しております。
食品中のPFASに関する情報
令和7年8月28日に農林水産省より、令和6年度に実施した国産農畜水産物に含まれる有機フッ素化合物(PFAS)の実態調査や試験研究の結果について、公表されました。
その結果から、
・河川水など指針値を超過した地域内で生産されたコメやキャベツなどの農産物のPFAS含有実態について調査された結果、測定が不可能な定量下限値未満であり、流通品と同程度の水準であること
・水稲の栽培試験の結果から、土壌中のPFOS及びPFOAは、ほとんど玄米に移行、蓄積しないこと
が分かりました。
農林水産省ホームページ「令和6年度国産農畜水産物に含まれる有機フッ素化合物(PFAS)の実態調査や試験研究の結果について(プレスリリース)」(別ウインドウで開く)
有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)について
PFOS及びPFOAは泡消火薬剤、金属メッキ処理剤、半導体用反射防止剤などに使用されてきましたが、環境中での残留性や健康影響の懸念から、すでに製造・輸入等が禁止されています。
現在、どの程度の量が身体に入ると人体に影響が出るのか、確定的な知見はありません。
定量下限について
適切な管理・操作の下に、ある分析法で試料中に目的成分がどの程度含まれているかの計測を行った場合に、正確な定量が可能な最小濃度のこと。
