河川におけるPFOS及びPFOAに関する追加調査について
- [2025年2月17日]
- ID:22019
追加調査の結果について
令和6年7月31日に市が実施した河川の水質検査において、有機フッ素化合物であるPFOS及びPFOAの暫定目標値(指針値)(0.000050mg/L)の超過を確認したことから、令和6年12月6日、暫定目標値超過地点及びその上流部の12地点で追加調査を行い、その結果、10地点で暫定目標値の超過を確認しました。
| 河川名 地点名 | 測定値(単位:mg/L) | |
令和6年7月31日 | 令和6年12月6日 | ||
(1) | 防賀川 川田橋付近 (松井川田) | 0.000082 mg/L | 0.000074 mg/L |
(1)-1 | 吉原川 川田橋付近 (松井川田) | 0.000085 mg/L | |
(1)-2 | 田辺用水路 草屋新橋付近 (田辺草屋) | 0.000070 mg/L | |
(1)-3 | 平田用水路 草屋橋付近 (田辺久保) | 0.000130 mg/L | |
(1)-4 | 馬坂川 西久保田橋付近 (河原東久保田) | 0.000035 mg/L | |
(2) | 手原川 大住橋付近 (大住川端) | 0.000130 mg/L | 0.000130 mg/L |
(2)-1 | 竜王谷川 野上橋付近 (大住小林) | 0.000190 mg/L | |
(3) | 普賢寺川 西川橋付近 (草内山ノ下) | 0.000140 mg/L | 0.000065 mg/L |
(3)-1 | 普賢寺川 普賢寺小学校付近 (水取地蔵講) | 0.000049 mg/L | |
(3)-2 | 宇頭城川 普賢寺公民館付近 (普賢寺上大門) | 0.000300 mg/L | |
(3)-3 | 鬼灯川 普賢寺小学校付近 (水取高井鎌 | 0.000056 mg/L | |
(3)-4 | 錆川 新水取橋付近 (水取錆) | 0.000087 mg/L | |
別紙地図

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環境省が策定した「PFOS及びPFOAに関する対応の手引き」に基づき、引き続き、必要な調査を実施していきます。
環境省ホームページ「PFOS及びPFOAに関する対応の手引き(第2版)」(別ウインドウで開く)
なお、水道水については、市内各浄水場等の4系統の給水栓で定期検査を実施しています。給水栓におけるPFOS及びPFOAの合計値で、国が定める暫定目標値(0.000050mg/L)を下回っており、水道水の安全性を確認しております。
有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)について
泡消火薬剤、金属メッキ処理剤、半導体用反射防止剤などに使用されてきましたが、環境中での残留性や健康影響の懸念からすでに製造・輸入等が禁止されています。現在、どの程度の量が身体に入ると人体に影響が出るのか、確定的な知見はありません。
環境省ホームページ「有機フッ素化合物(PFAS)について(別ウインドウで開く)」
公共水域等の基準について
河川や地下水などの水質汚濁に関し、「人の健康の保護に関連する物質ではあるが、公共用水域等における検出状況等から見て直ちに環境基準とせず、引き続き知見の集積に努めるべきもの」として定められた要監視項目に令和2年5月に指定され、河川や地下水などにおける暫定的な目標値(指針値)として、PFOS及びPFOAの合計値で0.000050mg/Lとされました。
環境省ホームページ「要監視項目(別ウインドウで開く)」
また、土壌に関する指針値等の基準は、ありません。
食品(米・野菜等)の基準について
食品安全委員会が現時点(令和6年6月)の科学的知見に基づいて、食品健康影響の指標値として、耐容一日摂取量(TDI: 一生涯にわたって食品から摂り続けても健康に影響が出ないと推定される量)をPFOAは20ng/kg/体重/日(0.000020mg/kg/体重/日)、PFOSは20ng/kg/体重/日(0.000020mg/kg/体重/日)と設定しています。
食品安全委員会ホームページ「PFAS評価書に関するQ&A(別ウインドウで開く)」
農林水産省ホームページ「食品中のPFASに関するQ&A(別ウインドウで開く)」
国における研究
農林水産省ホームページ「食品中のPFASに関する情報(別ウインドウで開く)」
現在も引き続き、国において、土壌や食物に関する研究が行われています。
