2023年6月1日よりアカミミガメ・アメリカザリガニの規制が始まりました!
- [2023年9月12日]
- ID:16876
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アカミミガメ

アメリカザリガニ
2023年6月1日より「条件付特定外来生物」に指定
条件付特定外来生物:通常の特定外来生物の規制の一部がかからない生物

1 規制のポイント

(1)規制開始後も、一般家庭でペットとして飼育しているアカミミガメ・アメリカザリガニは、これまで通り飼うことができます。
申請や許可、届出等の手続きは不要です。
アカミミガメ・アメリカザリガニが寿命を迎えるまで大切に飼育してください。

(2)アカミミガメ・アメリカザリガニを池や川などの野外に放したり、逃がしたりすることは法律で禁止されます。
違反すると罰則・罰金の対象となります。適切な飼育を行わずにカメやザリガニが自力で逃げ出した場合も違法となることがあります。逃げ出さないような容器で適切に飼育してください。

(3)飼い続けることができなくなった場合は、友人・知人・個体の新しい飼い主探しをしている団体等に譲渡してください。
この場合も、無償(譲り渡す側が引き取り料等を払って引き取ってもらう場合も含む)であれば申請や許可、届出等の手続きは不要ですが、責任をもって飼うことのできる相手を探して下さい。ただし、無償であっても頒布にあたる行為は規制されます。

2 みなさまへのお願い

(1)飼う前によく考えよう!
アカミミガメもアメリカザリガニもいったん飼育はじめたら、野外に放すことは法律で禁止されます。野外で捕まえたものを安易に持ち帰ることのないようにしましょう。
特に、飼育下のアカミミガメの寿命は20~30年ととても長生きです。40年生きるものもいます。また、子ガメの時は手のひらに乗るほど小さいですが、成長すると甲羅の部分だけで20~30cm程度にまで大きくなり、大型の水槽や飼育スペースが必要になります。アメリカザリガニも飼育下では5年程生きる可能性があります。
30年後、あなたは何歳になっていますか? 大きくなったアカミミガメのエサやり、大型水槽の水替え、日光浴などの世話ができますか?飼い続けることができない、新しい飼い主も見つからない等により、ちゃんと世話がされないカメは不幸になります。だからといって野外に放すことは許されません。
カメやザリガニが寿命を迎えるまで、本当に責任をもって飼い続けることができるのか、迷いや心配があれば、飼わないことを決断することも大切です。

(2)野外で見かけたら?
アカミミガメやアメリカザリガニは既に全国で確認されており、野外で見かけることもめずらしくありません。野生の個体を減らしていくことは重要ですが、防除は計画的に実施しなければ効果を出すのは難しく、見かけた個体をやみくもに減らせば良い訳ではありません。
そのため、野外で見かけた場合でも、「自分で飼う意思」がない限り、拾ったり、移動させたり、野生の個体を交番や都道府県庁・市町村役場などへ持ち込んだりすることは基本的にしないようお願いします。
一度移動させてしまった個体は、原則として放すことができませんので、拾った方の責任で飼育したり、引取り先を探したりして頂く必要があります。それができない場合には、そのまま、そっとしておいてください。
※自宅敷地内に勝手に入ってきたり、道路の通行の妨げになっていたりして困っている等の状況がある場合に、敷地外や道路外によける程度の移動は問題ありません。
また、アカミミガメは、サルモネラ症の感染源となる場合があるほか、大きな個体は攻撃的で、噛みつかれたり爪で引っ掻かれたりすることがあるため、むやみに野生の個体を触るのは危険です。

3 詳しくは環境省HPでご確認ください。
2023年6月1日よりアカミミガメ・アメリカザリガニの規制が始まりました!
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/regulation/jokentsuki.html#01
アカミミガメ
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/akamimi.html
アメリカザリガニ
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/amezari.html

4 アカミミガメとアメリカザリガニについて環境省ちらし
アカミミガメを野外に放さないで!
アメリカザリガニを野外に放さないで!