京田辺市でクビアカツヤカミキリの被害木を初確認

京田辺市において、特定外来生物クビアカツヤカミキリによる被害木が初めて確認されました。
同種はサクラやウメ、モモなどの木を加害する上、非常に強い拡散力を持つことから、初期防除が極めて重要であるため、被害木や成虫を発見された際は連絡いただきますようお願いします。

8月28日　市民から京田辺市多々羅におけるクビアカツヤカミキリのものと疑われるフラスの発見情報が寄せられた。

8月29日　府市職員が現地調査を実施。同地域で被害木47本確認。

　　　　　現地にて専門家により、クビアカツヤカミキリによる被害と確定。

• 被害木に対しては、幼虫の捕殺や薬剤処置等を実施。また、周辺地域における被害状況の調査を実施。
• 今後、新たに被害木が確認された場合には、京都府と連携し、薬剤等により被害木への処置を実施する。

クビアカツヤカミキリの幼虫は、サクラやウメ、モモ等の木の中に入り込み、木の内部を食い荒らし、枯らしてしまいます。本種と疑われるカミキリムシやその痕跡（フラス）を発見された場合は、速やかに駆除し、被害木に対しては、防風ネットの巻き付け、薬剤散布などの防除対策を実施するとともに、以下により通報いただきますようお願いします。

〇特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」情報提供フォーム

https://www.shinsei.elg-front.jp/kyoto2/uketsuke/form.do?id=1720745357480（別ウインドウで開く）

〇メール

[email protected]（京都府自然環境保全課）

[email protected]（京田辺市環境課）

〇電話

075-414-4706（京都府自然環境保全課）

0774-64-1366（京田辺市環境課）

メール・電話の際は、「発見日時・発見場所・写真・木の種類」の情報をお伝えいただきますようお願いいたします。

<分布域の拡大状況>

平成24年 愛知県、平成25年 埼玉県、平成27年 大阪府・群馬県・東京都・徳島県

平成28年 栃木県、令和元年 茨城県・三重県・奈良県・和歌山県

令和3年 　神奈川県、令和4年 兵庫県、令和6年京都府、令和7年千葉県・滋賀県

<京都府における発見状況>

令和6年7月7日 京都市西京区及び向日市においてそれぞれ成虫1匹を確認

令和6年7月 17日 京都市西京区において成虫1匹と被害木1本を確認

令和6年8月1日 福知山市三和町において成虫 17 匹と被害木 14 本を確認

令和6年9月 18 日向日市寺戸町において被害木9本を確認

上記を含め、令和6年度中に計 53 本を確認

令和7年7月8日綾部市和木町において成虫2匹と被害木3本を確認

令和7年5～8月 京都市西京区において被害木5本、福知山市において被害木8本、

　　　　　　　　 綾部市和木町において被害木2本を確認

• 京都府 クビアカツヤミキリ 防除対策指針（別ウインドウで開く）