妊婦さんおよび妊娠を希望されている方へ
- [2013年6月24日]
- ID:5374
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妊娠中の感染症予防について
ウイルスや細菌などの病原体が原因となって発症する病気を「感染症」といいます。
人から人へ感染するものもありますが、ペットや家畜などの動物や、食べ物・飲み物から感染するものもあります。
妊娠中に初めて感染すると胎児に影響を与えるものもあるので、感染症が疑われる人から病気をもらわないように注意が必要です。
● 対策 ●
感染症を予防するには清潔を心がけ、外出後は手洗い、うがいを欠かさないことが大切です。また、子どもや動物のだ液、糞尿に触れた場合には、よく手を洗いましょう。
妊婦さんおよび妊娠を希望されている方に知っておいてほしい感染症
風しん
風しんとは、発熱・発疹・リンパ節腫脹を特徴とするウイルス感染症です。
妊娠4 ~ 20週に初めて風しんウイルスに感染した場合、赤ちゃんに影響を与えることがあります(先天性風しん症候群)。
● 妊婦さん ●
妊婦健診では、風疹に対する抗体の有無について調べます。抗体がない場合は、感染しないように注意することが必要です。
なお、風しん感染がすべて先天性風しん症候群を起こすわけではありません。妊娠週数によってもリスクは違います。
不安なときは産婦人科医などに相談をし、よく説明を聞きましょう。
● 妊婦さんと接する方 ●
20~30代の男性で風しんの免疫がない人がたいへん多いと推察されています。
感染して家や職場などで妊婦にうつさないよう、夫や家族などが予防接種を受けることを検討しましょう。
● 妊娠を希望されている方およびご家族の方 ●
妊娠前に風疹の抗体検査をして、抗体が確認できなかった場合は、予防接種をうけておくことをおすすめします。
なお、予防接種は妊娠していない時期に行い、その後2か月間避妊するように注意が必要です。
トキソプラズマ症
加熱が不十分な肉、ネコの糞、土などに存在する原虫に起因する感染症です。
妊娠中に初めて感染することはごくまれですが、感染すると胎児に影響が出る場合があります。免疫(抗体)があればまず心配はありませんが、ネコ等の糞の始末など衛生には気をつけましょう。
感染源は、大きく分けて3つあります。空気感染や人からの感染などはありません。
(1)トキソプラズマに感染している肉を生で、または十分に加熱しないで食べること
対策: 妊娠中は必ず加熱し、生ものの摂取はやめましょう。
(2)土いじり
対策: 素手での砂場遊びやガーデニングは避けましょう。
(3)トキソプラズマに感染しているネコの糞に触れること
対策: 飼いネコのトイレ容器は清潔に保つことが大切ですが、妊婦さん本人での掃除はできるだけ避けてください。
避けられない場合はマスクや手袋を着用し、終了後しっかりと手を洗いましょう。
また、ネコは全身を舐めるため、キスなどのスキンシップも避けた方が良いでしょう。
なお、ネコ科動物以外からは感染しません。
日本の妊娠可能女性の多くは、トキソプラズマに感染したことがなく、免疫を持っていません。トキソプラズマ抗体検査は、標準的な妊婦健診の検査項目ではありませんが、希望すれば多くの医療機関で受けることができるので、ご希望の方は主治医の先生に相談しましょう。
サイトメガロウイルス感染症
多くの人は成長の過程で免疫(抗体)を獲得しますが、特に妊娠初期に初めて感染した場合は、胎児に影響の出ることがあります。
ウイルスは子どものだ液や糞尿に存在します。妊娠中、子どものだ液や糞尿に触れるときは、その後よく手洗いをしましょう。
感染症を予防しよう!
感染症を予防するには手洗いが重要です!!
小さな赤ちゃんや妊婦さんがいる家庭では特に、家庭にウイルスを持ち込まないように、手洗いうがいを心がけましょう。
また、可能なものは予防接種で免疫をつけておくことも大切です。
お問い合わせ
京田辺市役所こども未来部子育て支援課
電話: (児童福祉)0774-64-1376(母子保健係)0774-64-1376/0774-64-1377(家庭児童相談)0774-64-1309
ファックス: 0774-64-7077
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