カーブミラー(道路反射鏡)について
- [2025年9月19日]
- ID:22839
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カーブミラーについて
カーブミラーは、建物や壁等が原因で見通しの悪い交差点やカーブにおいて、自動車同士の衝突防止を目的として設置するものです。
カーブミラーの設置にあたっては、鏡が特性上のデメリットを有していることに加え、カーブミラーを過信した運転による歩行者等の巻き込み事故の危険性もあることから、設置については慎重に判断しております。
カーブミラーはあくまで安全確認の「補助」となるものにすぎず、安全確認は運転手自身の目視によることが原則です。
カーブミラーの特性
カーブミラーには下図のように死角ができるというデメリットがあります。歩行者・自転車・二輪車にとってはかえって危険になってしまいます。

1 カーブミラーで映せない部分(死角)があり、死角から出てくる自転車や歩行者の発見が遅れることがある。
2 接近車がないことを遠方から確認できるため、運転速度の上昇や一時停止違反を招きやすい。
3 カーブミラーに映る車は小さく見えるため、距離感・遠近感をつかみにくい。
4 左右が逆に映るため、方向を誤認しやすい。
カーブミラーの設置
カーブミラーの設置にあたっては、区・自治会からの要望に応じて現地確認をするとともに、市内で提出されるすべての要望箇所を精査し、設置の必要な箇所を総合的に判断しています。また、要望者には設置箇所の近隣地権者及び住民の設置に対する同意をとっていただく必要があります。
なお、毎年、30~40箇所以上の設置要望がありますが、設置枚数は数枚程度に留まります。また、個人からの要望は受け付けておりません。
| 番号 | 要件 | 設置可能性 |
|---|---|---|
| 1 | 十分な道路幅員(6m以上)の有無 | 「有」の場合、可能性低 |
| 2 | すみ切りの有無 | 「有」の場合、可能性低 |
| 3 | 障害物等の有無 | 「無」の場合、可能性低 |
| 4 | 設置箇所の有無 | 「無」の場合、可能性低 |
※ 上記の条件を満たさなくても、構造上交通事故の可能性が高いと考えられる、交通量が多い等の複合的な判断により設置することがあります。
交差点への進入について
交差点に進入する際には、徐行義務及び安全確認義務が生じることが道路交通法に明記されています。
カーブミラーを過信せず、まずは「止まる」。そして左右を充分に「見る」習慣をつけ、安全確保に努めてください。
