国指定史跡綴喜古墳群 飯岡車塚古墳
- [2025年6月5日]
- ID:22414
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飯岡車塚古墳の立ち入りについて
現在、飯岡車塚古墳はすべて民有地であり、古墳への立ち入りはできません。
無断で中に立ち入ることがないよう、お願いいたします。
ご迷惑をおかけしますが、ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。
飯岡車塚古墳

飯岡車塚古墳(上空から)
所在地
京田辺市飯岡西原
時代
古墳時代前期(4世紀)
所有者
民有地
指定年月日
令和4(2022)年11月10日
見学
民有地のため、現在立ち入りはできません
概要
飯岡車塚古墳は古墳時代前期の前方後円墳です。
木津川に隣接する独立丘陵の西端に位置し、墳丘は全長90mと市内最大の規模を誇ります。
飯岡車塚古墳は綴喜古墳群を構成する古墳のひとつであり「大王墓の移動にみられる王権中枢の動向が地域首長に及ぼした影響を、ヤマト政権直近の地において明瞭に示しており、当時の政治的、社会的な情勢を考える上で重要」であるとして、墳丘の一部が令和4(2022)年11月に国史跡に指定されました。
古墳は明治35(1902)年に後円部の埋葬施設で発掘調査が行われました。調査では竪穴式石槨を検出し、車輪石や勾玉など多数の石製品が発見されました。その際の発掘調査で出土した遺物は、東京帝室博物館(現在の東京国立博物館)などで所蔵されています。また昭和51(1976)年に古墳の東側で発掘調査が行われ、後円部の墳丘裾部で葺石や楕円筒埴輪を検出しています。
現在は前方部で茶畑が営まれており、飯岡丘陵の独特の景観を作り出しています。
飯岡車塚古墳は京田辺市内最大の前方後円墳であり、墳丘の遺存状態が比較的良好で、市内で数少ない副葬品が判明している古墳として貴重です。
写真

後円部東側の葺石(昭和51年調査)

後円部東側の葺石と楕円筒埴輪(昭和51年調査)

飯岡車塚古墳出土車輪石
ColBase(https://colbase.nich.go.jp/)より
外部サイト
国立文化財機構所蔵品統合検索システム(http://1747037391954a/(別ウインドウで開く))
お問い合わせ
京田辺市役所市民部文化・スポーツ振興課
電話: (文化/文化財保存活用)0774-64-1300(スポーツ)0774-63-1302
ファックス: 0774-64-1305
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