平成29年度(2017)市民向け事業の実績
- [2020年6月1日]
- ID:14985
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます
平成29年度(2017)、市史編さん室では、市民の方に市史編さんへの理解を深めていただくために、さまざまな市民向けの事業を行いましたが、主なものは以下のとおりです。

市史編さん記念講演会
市史編さん室では、市史編さんがスタートしたことを市民のみなさんに周知し、盛り上げていくために、市史編さん記念講演会を行いました。
【日時】
平成29年10月1日(日)午後2時~4時
【場所】
京田辺市立中央公民館
【来場者数】
約400名
【講演題目・講師】
特別講演「歴史の楽しみ方」 磯田道史氏(国立国際日本文化研究センター准教授)
講演「京田辺市史の可能性」 東昇氏(京田辺市史編さん委員会委員・京都府立大学准教授)
【内容】
磯田氏は、古墳や遺跡、時代劇、識字率などさまざまな話題を取り上げて、歴史を楽しむ視点を講演しました。東氏は、天草市での歴史調査の経験を紹介した後、京田辺市史の編さん体制や調査方法を説明し、市史の可能性について講演しました。

(講演会の様子)

古文書解読講座
市史編さん室では、市史編さんの過程で収集した江戸時代や明治時代の古文書(こもんじょ)などをテキストにした市民向けの古文書解読講座を行いました。古文書解読講座は、入門・初級の2段階に分かれており、平成29年度の実施状況は以下のとおりです。

古文書解読初級講座
実施日 | 時間 | 場所 | 人数 | 主なテキスト | 講師 | |
---|---|---|---|---|---|---|
第1回 | 平成29年5月12日(金) | 1時間30分 | 中央公民館 | 29名 | 「花見誘引状」(『当用書状鑑』) | 松本勇介(市史編さん室) |
第2回 | 平成29年6月9日(金) | 〃 | 〃 | 26名 | 「大坂江祇園会呼ニ遣す状」(『当用書状鑑』) | 〃 |
第3回 | 平成29年7月14日(金) | 〃 | 〃 | 24名 | 〃 | 〃 |
第4回 | 平成29年8月25日(金) | 〃 | 〃 | 28名 | 〃 | 〃 |
第5回 | 平成29年9月22日(金) | 〃 | 〃 | 21名 | 江戸時代の宮ノ口村からの転出に関する古文書 | 〃 |
第6回 | 平成29年10月20日(金) | 〃 | 〃 | 22名 | 「移徙之歓状」(『当用書状鑑』) | 〃 |
第7回 | 平成29年11月17日(金) | 〃 | 〃 | 25名 | 「道具并人を借ニ遣す状」(『当用書状鑑』) | 〃 |
第8回 | 平成29年12月15日(金) | 〃 | 〃 | 25名 | 「振舞ニ逢て後遣す状」(『当用書状鑑』 | 〃 |
第9回 | 平成30年1月26日(金) | 〃 | 〃 | 23名 | 〃 | 〃 |
第10回 | 平成30年2月16日(金) | 〃 | 〃 | 21名 | 「店出歓状」(『当用書状鑑』) | 〃 |

古文書解読入門講座
実施日 | 時間 | 場所 | 人数 | 主なテキスト | 講師 | |
---|---|---|---|---|---|---|
第1回 | 平成29年5月26日(金) | 1時間30分 | 中央公民館 | 8名 | 「七月祝義状」(『当用書状鑑』) | 松本勇介(市史編さん室) |
第2回 | 平成29年6月23日(金) | 〃 | 〃 | 7名 | 〃 | 〃 |
第3回 | 平成29年7月21日(金) | 〃 | 〃 | 5名 | 「髪置祝儀状」(『当用書状鑑』) | 〃 |

古文書修復ボランティア養成講座
市史編さん室では、市史編さんの過程で収集した江戸時代の古文書などで修復が必要なものを、市民の方と協働して修復するため、修復力を培うボランティア養成講座を開講しました。
実施日 | 時間 | 場所 | 人数 | 内容 | 講師 | |
---|---|---|---|---|---|---|
第1回 | 平成29年11月29日(水) | 1時間30分 | 中央公民館 | 10名 | 市所蔵『田村新田文書』の継紙の継ぎ目の接合 | 松本勇介(市史編さん室) |
第2回 | 平成30年2月14日(水) | 〃 | 〃 | 9名 | 〃 | 〃 |

講師派遣
市史編さん室では各種団体などから講師派遣の依頼を受け、京田辺の歴史や市史編さん事業について以下のとおり講演しました。
講師派遣先 | 実施日 | 時間 | 場所 | 人数 | 演題 | 講師 |
---|---|---|---|---|---|---|
宇治市歴史探訪の会 | 平成29年12月1日(金) | 1時間30分 | 宇治市生涯学習センター | 25名 | 文化財から見る平安~江戸時代の京田辺の歴史 ほか | 松本勇介(市史編さん室) ほか |