令和3年度消費生活相談の概要
- [2022年9月22日]
- ID:18357
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京田辺市消費生活センターは、消費生活に関する市の相談機関です。
消費生活相談員が、事業者との契約や商品・サービスの品質等に関する相談を受け、内容によって、必要な情報を提供したり、解決のための助言、あっせんなどの支援を行っています。
- 相談日 :平日
- 受付時間:午前9時~正午、午後1時~4時

1.相談件数の推移
令和3年度の消費生活相談の受付件数は524件でした。前年度(567件)に比べて43件(前年比92.4%)の減少で、内訳は、苦情462件、問合せ62件、要望0件でした。
1年間のうち最も多く相談が寄せられたのは6月(61件)、次いで3月(55件)でした。

相談方法の内訳
相談の方法別では、電話による相談が387件、直接来所して対面での相談が136件、文書での情報提供が1件でした。

2.契約当事者の傾向
契約当事者の内訳は、男性216名、女性277名、団体(行政、企業)15件、性別不明は16件でした。
「性別不明」の中には、第三者によるなりすまし契約(名義冒用)の被害相談(11件)、知人からの相談や、不審情報の提供を受けたケースが含まれています。

3.相談の特徴
相談内容を商品・役務別にすると、以下のようになります。
相談内容をPIO-NETシステムの商品・役務別分類でみると、第1位は「食料品」、第2位は「商品一般」、第3位は「金融・保険サービス」と「保健衛生品」が同数でした。
インターネット通販の相談が増加した結果、食料品、住居品、教養娯楽品、車両・乗り物、役務一般、教養娯楽サービス、内職・副業といった幅広い分野で前年より件数が増えました。

商品・役務別分類から見た特徴

第1位「食料品」(58件、前年比156.8%)
・健康食品の定期購入に関する相談
・カニや海産物を勧められて応じたがクーリングオフしたいという相談

第2位「商品一般」(52件、前年比86.7%)
SNS(ショートメッセージ)に届いた、覚えのない代金請求についての相談
クレジットカードから覚えのない商品代が引き落とされていたという相談
宅配業者の「置き配」で届けられた商品や、送り元の記載がない荷物についての相談
迷惑な勧誘電話についての相談
消費税の総額表示が小売店で徹底されていないことへの苦情

第3位「金融・保険サービス」(45件、前年比77.6%)
カードローンやカードキャッシングの返済、多重債務についての相談
FXの自動売買ソフトについての相談

第3位「保健衛生品」(45件、前年比95.7%)
・歯磨き粉、洗口液、染毛剤、ファンデーション、美容液、シャンプー、育毛剤、除毛クリーム、まつ毛育毛剤、ダニ取りシートといった商品の広告を見て格安のお試し品を購入したところ、回数縛りのある定期購入契約だったという相談。
・ネット注文した血中濃度測定器がコピー品で取り扱い説明書もついていないという相談。

新型コロナウイルス関連
新型コロナウイルスの感染拡大を背景として発生した苦情は17件でした。

販売購入形態から見た特徴
インターネット通販に関連した相談は188件で、前年度(198件)、前々年度(194件)とほぼ同水準でした。
トラブルにあった当事者を年代別でみると、40代(26件)、50代(33件)、70歳以上(55件)が目立ちます。スマホの小さな画面の中で取引条件のスクロール表示を読み飛ばしたり、不慣れな操作でトラブルに巻き込まれるケースが多くありました。
訪問販売(41件)は前年度(86件)から半減し、例年並みの相談件数に戻りました。
電話勧誘販売(35件)は前年度(31件)とほぼ同数でしたが、年代によって差が大きくなっています。トラブルにあった当事者を年代別でみると60歳以上が突出しています。

4.支援の内容
受付した相談について当日中に支援を終了した事案は319件、継続的に支援を行なった事案は205件でした。
近年、ますます相談内容が複雑・多様化し、対面で時間をかけて聞き取りしたり、書面を確認しないと詳細が把握出来ないケースが増加しています。
お問い合わせ
京田辺市役所 経済環境部 産業振興課内
電話:0774-63-1240 (相談専用)
午前9時~正午 午後1時~4時