平成29年度京田辺市公共下水道事業特別会計当初予算の概要
- [2017年4月1日]
- ID:10770
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平成29年度の公共下水道事業特別会計の予算額は、21億7,100万円となり、前年度に比べて5,870万円(2.8%)の増加となりました。主な要因は、老朽管の更新工事費などの増加によるものです。
下水道事業は、平成26年度で建設整備事業がおおむね完了し、今後は維持管理や改築更新に重点を置いた経営の時代に入ろうとしています。そうした中で、京田辺市では経営状況や財政状況の「見える化」と適正な施設管理をより効率的に行うため、平成30年4月をめどに官庁会計方式から企業会計方式へ移行する手続きを進めています。

歳入予算
歳入では、下水道使用料が排水量の増加により前年度に比べて3,330万5千円増の7億7,929万円に、老朽管の更新工事に伴う国庫補助金が前年度に比べて4,200万円増の7,200万円に、長期借入金である市債が前年度に比べて1,230万円増の4億8,480万円となりました。一方、歳入不足を補うための一般会計からの繰入金は前年度に比べて2,862万5千円減の8億3,328万円となりました。


歳出予算
歳出では、老朽管の更新工事を行う公共下水道事業費が前年度に比べて9,425万円増の3億1,535万円となった一方、日々の維持管理を行うための一般管理費は前年度に比べて1,755万9千円減の7億871万4千円に、長期借入金の償還経費である公債費は前年度に比べて2,695万5千円減の11億960万9千円となりました。


長期借入金の状況
下水道管の整備や老朽管の更新工事の経費を賄うために借り入れた市債の残高は前年度に比べて4億5,757万6千円減の105億3,569万9千円となりました。下水道の早期整備を最優先に進めた結果、整備事業を賄うための市債残高が急激に膨らみ、ピークは過ぎたものの、依然として年間の使用料収入を超える11億円余りの返済を行わなければならず、経営上の大きな負担となっています。

平成29年度公共下水道事業特別会計予算書